トルコ・シリア大地震の被害と支援について


2023年2月6日M7.4〜7.9クラスの大地震がトルコ南部を震源として発生、トルコ南部からシリア北西部にかけて大きな被害が広がっています。

爆撃や戦闘で半壊の家やビルが倒壊。

 シリアの北西部に位置するアレッポ市もこの地震で大きな被害を受けている模様です。シリアでは内戦と経済制裁のために元々必要物資が極端に不足・値上がりしていました。東京と同じくらい寒くなるアレッポでも暖も取れず暮らしていた市民がたくさんいるものと想像します。また爆撃と戦闘で半壊状態になった建物がそのまま放置されていて、地震の被害を拡大しているようです。

  タラール・ファンサ氏の話によると最も深刻な地域は最も貧しい人々が暮らす地域です。建物も低コストで建てられているため脆く崩れてしまったのだそうです。

アレッポ市のアデル・ファンサ石鹸工場スタッフは無事

 アレッポの石鹸を作っているアデル・ファンサの石鹸工場は無事で、ファンサ氏やスタッフの家族たちも全員無事とのことでした。ラタキアに疎開して石鹸作りを続け、爆撃でボロボロだった石鹸工場をきれいにリペアーして2021年からの再スタートでした。

2023年1月アレッポ で石鹸製造作業をするアデル・ファンサ社のスタッフ

 作業員の中には家が壊れた家族もおり、ファンサ氏は修理が終わるまでの代替の宿泊施設を用意しました。

弊社オンライショップ商品代金の10%を寄付します

 弊社の直販サイトSTORESのオンラインショップの商品代金の10%をシリア被災地を支援している団体に寄付します。

 現在日本からの支援はトルコとシリア北西部の非政府支配地域に集中しています。もちろん、それらの支援は必要ですが、政府支配地域にも被害は広がっており、その状況はあまり詳しく伝えられていません。ですので、できるだけ分け隔てのない支援を模索してまいります。

すぐに募金できる日本のNPOのご紹介

弊社の企画する支援金はは支援団体に送るのでタイムラグがありますが、こちらはダイレクトに送金すれば具体的な活動を直接支援できると考えます。他にもたくさんのNPOさんがありますがご紹介できなくてごめんなさい。でもぜひご参考になさってください。

JIM-NET トルコ・シリア地震:海外救援金の募集を開始

 イラクで小児がんの治療をされてきました。シリア騒乱ではイラク北部を中心にシリア難民支援、クルド赤新月社とのパイプがあり、シリア国内でシリア難民の医療支援を行われています。今回も赤新月社との共同でアレッポを中心に被災者支援をする計画しています。

Piece of Syria 【緊急支援】大地震で被害を受けたシリアの家族に、温もりと希望を届けたい

 シリア騒乱で教育を受けられない幼児を対象としたシリア・アレッポ郊外のSAKURA幼稚園の教育支援とトルコ・ガジアンテップでシリア難民の教育補習授業を行うNPO法人、独自のネットワークをもち今回の震災にも早々と支援を開始されています。

PARCIC トルコ・シリア地震 緊急支援

 国際支援とフェアトレードを主な活動としていてシリアやトルコでも様々な支援活動をされてきました。騒乱で壊滅的になった農業の支援活動も実施されています。トルコ南部やレバノンのシリア難民支援を続けられてきたました。大地震発生からもすぐにこれまで培われた基盤から支援活動を行われています。

日本赤十字 2023年トルコ・シリア地震救援金

 シリアなどのイスラム教徒の多い国は赤十字社ではなく赤新月社となります。日本赤十字社からトルコ・シリアで活動する赤新月社に送金することができます。世界最大の支援団体で既に大規模な支援活動を行われています。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)トルコ・シリア大地震 緊急支援のお願い

 国連の難民問題に関する期間で、世界で難民の保護、難民問題の解決へ向けた国際的な活動を先導、調整する任務を負っています。トルコ・シリアの被災地の政治的な分け隔てなく支援を行うことができます。